皆さん、ご心配をおかけしました。
1ヶ月お休みしてしまいましたが、ブログを再開しようと思います。
今日はまず、アメコを愛し、このブログに遊びに来てくれる方々に、参考にしていただければ・・・と思い、
サリーとともに乗り越えなければならなかった事態について、お話させていただきます。
少し前から
サリーの右目の様子が変かな?でも気のせいかな?という感じがしていましたが、
サリーは毎月1〜2回、身体検査を兼ねて病院を受診していたので、何か変なところがあれば先生が気づいているはず・・・何も言われないんだから大丈夫、と思う気持ちもありました。
9月1日、家族に意見を求めたところ、やっぱり変だということになりました。
9月2日、かかりつけの病院を受診。
「先生、右目の色が変な気がするんですけど・・・」
診察を受ける
サリーの姿を見守りつつ、見間違いであってほしいと思いながら、診断結果を待ちました。
「若年性白内障ですね。右目は視力が期待できません。」
やっぱり・・・という気持ちと、ウソでしょ・・・という気持ちが同時にこみ上げてきました。
「えっ?今後、右目は見えなくなるんですか?」
「いえ、すでに見えていません。」
あふれてきそうになる涙をおさえ、平常心を保つことで精一杯でした。
「眼科専門医を紹介します。すぐに受診してください。」と言われ、その日のうちに紹介された眼科専門医を受診しました。
そこでの診断はより詳しいもので、アメコの場合、ほとんどが遺伝性による若年性白内障であること、若年性白内障にも段階(初発→未熟→成熟→過熟)があり、
サリーは成熟だということがわかりました。
一番早くて9月9日だということで、9月9日に手術をすることになりました。
もちろん段階が進めば進むほど手術は大変になります。
アメコは他犬種に比べて、若年性白内障が特に多いこと、そして進行が早いことを先生から聞かされ、9月9日までサリーの右目が過熟にならないでほしいと願いながら帰宅しました。
帰宅後、涙があふれ、ただただ
サリーを抱きしめることしかできませんでした。
点眼薬をしながら家で様子をみていましたが、9月7日朝、
サリーの右目がほとんど開いていないので、病院に電話したところ、すぐに来るようにと言われ、受診。
過熟になってしまったのです。
過熟になると炎症が強く出て瞳孔が開かず、手術がしにくくなってしまうのです。
サリーは炎症をおさえ瞳孔を開かせるための点滴治療をすることになり、そのまま入院しました。
点滴治療の効果がなく炎症がおさまらず瞳孔が開かなければ、9月9日の手術はできないと言われ、とにかく予定通り手術ができることを願い、9月9日の朝を待ちました。
9月9日の朝、病院に電話。
なんとか手術ができそうだと言うので、手術の時間に病院に行きました。
院長先生に
サリーの今の状態や、どんな手術になるのかを説明してもらい、別室で手術が終わるのを待ちました。
ドキドキしながら待っていると、院長先生が「無事終了しましたよ。」と言いながら私の待っていた部屋に入ってきました。
そこで、実際行った手術の内容や今後のことを聞き、麻酔から醒めるサリーを待ちました。
少しすると、助手の方に抱えられた
サリーが入ってきました。
サリーは意識は戻っていたものの、まだグッタリしていました。
「頑張ったね。」と声をかけたとたん、
サリーが目を大きく見開きました。
小さな体で頑張った
サリー。
家以外では涙は見せないと決めていたのに、そんな
サリーの姿を見て、涙があふれて止まりませんでした。
白内障の手術での入院は通常2泊ぐらいとのことでしたが、サリーは状態が悪く手術も大変だったため、術後の経過を見ながら退院の日を決めることになりました。
退院まで毎日、面会に行きました。
そして9月12日面会に行ったとき、院長先生から「明日退院できそうですよ。」という言葉をいただき、9月13日サリーを迎えに行きました。
退院のとき、院長先生から家での注意事項、点眼についてなどの説明に加え、若年性白内障になったアメコは、もう一方の目もいずれ白内障になる可能性が高いこと、緑内障と網膜剥離の危険性と隣りあわせであるといことを聞かされ、少しの変化も見逃さないようにすることを肝に銘じました。
でも、右目の若年性白内障の手術は成功したので、とりあえず一安心。
サリーを連れて家に帰りました。
その後、定期的に術後の検診に通っています。
(9月23日の術後検診のときに角膜に傷が見つかり、傷を広げないようにするために目じりを4針縫い直しましたが、その他は順調に回復しています。)
家でのケアは主に点眼です。
振り回して興奮してしまうようなおもちゃや、目をこすりつけてしまう可能性のあるベッドなども片付けました。
サリーにとってはガマンすることがいっぱいです。
点眼は朝、昼、夜、1回15〜20分おきに4種類。さし終わるまでに1時間以上を要します。
サリーの場合、状態が悪いなかでの手術だったので、さらに点眼が多く、夜は4種類終わったら更にその中の1種類を15分おきに2回点眼し、最後に軟膏をつけるんです。なので夜は全て終わるまでに2時間近くかかります。
この点眼はこの先もまだまだ続くようです。
とは言え、
サリーは日に日にリズムを取り戻し、エリザベスカラーをつけたまま、お転婆ぶりを発揮しています。
お散歩はしても大丈夫と言われていますが、まだ心配なので
サリーの入院中に購入しておいたカートに乗ってお外の空気を吸いに行っています。
皆さんには本当にご心配をおかけしました。
アメコを愛している皆さんに、
サリーと私たち家族のこの経験が少しでもお役に立てればという気持ちで、これからも今後の経過をお伝えしていこうと思っています。
ワンは人間にように言葉を話すことはできない・・・だからこそ飼い主がワンの気持ちになって・・・なんてことは分かっているつもりでした。
でも、今回のことで、ワンは言葉を話せない・・・だから、本当に本当に飼い主の責任は大きくて重いものだと、改めて感じました。
これからワンを飼おうと思っている方・・・
犬種によってかかりやすい病気なども全然ちがいます。それによってかかる費用も全然ちがいます。もちろん性格や体質も・・・
本当に最後まで面倒が見られるのか、きちんと考えてから決断してほしいと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今までと同じペースでのUPはできないかもしれませんが、少しずつUPしますので、これからもヨロシクお願いします!!
皆さんのところにも遊びに行きますね!!
サリーまま